第四回中国国際模型博覧会に行ってきました。




場所は、国際展覧館で、春に見に行った女子十二楽房のコンサート会場の隣でした。

隣のバス停が、北京動物園で、かなりの渋滞かと思いましたが、そんなに込んでいなくすんなり到着。

目当ての模型は1機種しかなく、「ま、こんなもんかと・・・」

私は、R/C(ラジコン)もしますが、専門はF/F(フリーフライト)です。古典的な模型飛行機ですね。ポピュラーなのは、竹ひごで作った、ライトプレーンがF/Fのカテゴリーです。要するに、コントロールするのではなく、飛ばしたら、拾いに行くような模型のジャンルです。

ちょうど、中国のラジコンは日本の昭和40年代と同じで、今は、裕福な層しか楽しんではいませんが、将来は、レジャー産業の一つとして、大きな市場になるのではなるのではないかと考えています。

そんなこんなで、現状の中国模型業界がどんな感じか見てきました。



R/C業界の感想
プロポ(送受信機)は、日本からの輸入が主ですが、ヘリコプターの中国国内開発が目立ってきました。プロポまで手を出してきたら怖いなと言う感じです。それと、電動グライダーなど、割とハイテク素材(カーボン、ケブラー)を使った製品が出始めてきていました。
素材関係の感想
もし、中国で模型関係の商売をやろうと考えてときに、ドイツのオラカバを輸入すれば儲かるかなと思っていたら、既に、ドイツのオラカバは上海に進出していました。やはり、ドイツも中国に目を向けています。オラカバの進出の理由は良くわかります。現在の中国でのR/Cの生産は、キットではなく、完成品の輸出です。人件費が安いから、完成機にすることで、利益を出すわけです。その被服にオラカバを使うので、もしかしたら世界で一番売れる市場かもしれません。
ロケット
世界選手権ではかなり上位に食い込んできますが、やはりキットメーカーが存在していました。でも、一社ですけど。エンジンも作っているかはわかりませんでした。日本では、USAのエステスの輸入しかやっていないので、中国製品の輸出が可能なら、これは、世界的に売れるかもしれないと思う。
エンジン
残念ながら、中国製(CSなど)は見当たらず、日本からの輸入のOSやYS、斉藤などが主で、車用のエンジンはヨーロッパからの輸入が主でした。サンダータイガーなど、もう少し、こういう展示会に出展してくれれば良いのにナー
その他
やはり、今後は二足歩行のロボットだと思います。日本ではKOがその種のものを出していますが、まだ、今回の展示会では出していないし、KOも展示会に参加していませんでした。と言うことは、KOの二足歩行のロボットを取り扱うことを条件に、KOの代理店になるのも一つの手かと思います。

他には、やはり、韓国やヨーロッパに対抗して、小型のサーボや受信機が出ていることです。もう一つ、流行だとは思いますが、ブラシレスモーターやリチウムポリマー電池も販売する会社が多くなっていました。多分、OEMで既にどこかの会社が手を出していると思いますが、素直に自社ブランドでの販売ができるように、ネット販売専門のサイトを立ち上げるのも面白いと思います。



F1HクラスのF/F機

このバカでかさ!


中国製のリポでしょうか?安いかなー

室内機